本から学ぶ 結果を出す人の「やる気」の技術 齋藤 孝 (著)

☆☆☆☆

結果を出す人の「やる気」の技術
結果を出す人の「やる気」の技術

この世の中矛盾が多い

なぜ自分だけに・・・

などよくある事です。

 

この紹介する本

 

結果を出す人の「やる気」の技術 

齋藤 孝 (著)

 

には、その矛盾を

「これも修行だ」

と思うことで

心に渦巻くネガティブな感情の矛を

収める事はできる。

と書いている。

「努力すれば報われる」と

私たちは思おうとしてるが

実際には努力が報われない。

 

そんなときは

「これも修行だ」

と思うこと。

 

こういう考え方は

自己肯定の一つのかたち。

 

そしてこの修行感覚に思って

実践した人を紹介している。

 

それはホンダの創設者

本田宗一郎

 

尋常小学校高等科を終えると

東京の自動車修理工場に見習い奉公に出る。

 

子供の頃から自動車や飛行機などのメカが好き、

エンジン好きだったので、

夢と希望に燃えて意気揚々と弟子入りしたが

現実は厳しかった。

 

修理工の作業着を着せてもらえるのではなく

主人の赤ん坊を背負わされ、かい巻きを羽織らされて、

来る日も来る日も子守りばかり。

その赤ん坊のお漏らしが背中にじんわりしみてくる。

兄弟子たちから

「おまえの背中にまた世界地図が書いてあるぞ」

「臭いから近寄るなよ」

と笑われ、バカにされる。

 

そんな毎日に失望し、自分の状況が情けなくて

何度も逃げてしまおうかと思ったといいます。

 

しかしやらせてはもらえなくても、

自動車のパーツの組み立て構造を毎日見ていられる。

それはとてもワクワクすることでした

 

背中は赤ん坊の小便臭くても

目の前には好きな世界がある。

だから我慢した。

本田宗一郎といえばせっかちで知られる人ですが

そこは気短にならずぐっと堪えたわけです。

半年ほどそんな日々が続いたある日、

主人から「こっち来て手伝え」と言われて

初めて自動車の修理を手伝わせてもらえることになった。

 

 私は夢でないかと自分の耳を疑った。

 うれしかった。大雪の降った寒い日だったが、

 私は寒さも忘れ、無我夢中でポタポタしずくの垂れる

 自動車の下にござを敷いてもぐり込んだ。

 ワイヤの切れたアンダーカバーの修理だった。

 

これが初めての修理で一生忘れることができない

という。

 

そして次のように本田宗一郎は語っている。

 

 あとで考えれば、やはりあの時子守りで半年間がんばったことが

 よかったのだと思う。

 あのときの苦労と喜びを思い出せば、

 どんな苦しさでもけし飛んでしまう。

 

 長い目で見れば、人生にはムダがない。

 

(『本田宗一郎 夢を力に』日経ビジネス人文庫)

 

これを読んで

すべてが繋がっているのだと思った。

前に書いたスティーブン・ジョブスもそう、

打ち込んだことがかならず役に立つ日がある。

 

本当に人生にはムダがない。

大切にしたいものです。

 

 

 

よろしければ”応援ポチ”お願いします!